ストームチェイサーと名乗るのは
とてもとても烏滸がましいですが、
いくつか荒天を捉えた動画があったのでまとめました。
台風🌀、雷雨(雷雪)⚡、ゲリラ豪雨☔……
などの動画です(画質がショボいものも含む)。
www.youtube.com
いつか気象学的に価値のあるもの、
胸を張ってストームチェイサーと名乗れるくらいの動画を
撮ってみたいと思っています。
ストームチェイサーと名乗るのは
とてもとても烏滸がましいですが、
いくつか荒天を捉えた動画があったのでまとめました。
台風🌀、雷雨(雷雪)⚡、ゲリラ豪雨☔……
などの動画です(画質がショボいものも含む)。
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いつか気象学的に価値のあるもの、
胸を張ってストームチェイサーと名乗れるくらいの動画を
撮ってみたいと思っています。
2024年2月5日は南岸低気圧の通過により、
関東地方で警報級の大雪の可能性が出てきています。
まず925hPa(上空約800m)の図ですが、
0℃線が房総半島の一部を除き、
関東地方のほぼ全域を覆っています。
都心は-1℃くらいが予想されていますが、
南岸低気圧のときには、気温減率が小さくなるため、
地表付近も0℃前後で経過する可能性があります。
次に850hPa(上空約1500m)の図です。
-3℃(薄い水色で塗った部分)が雪の目安とされますが、
これも南房総を除き、関東野ほぼ全域を覆っています。
条件によっては0℃くらいでも降雪に至ることがあるため、
関東全域で雪の可能性が高いと言えます。
さらに予想天気図です。
本州の南岸を低気圧が北東進していきますが、
降水域が北に大きく広がっており、
降水量が多くなることが示唆されます。
また、関東付近で等圧線がベコンと凹んでおり、
寒気が溜まることも示唆されています。
以上により、大雪の可能性が濃厚と判断しましたが、はたして!?
2023年夏には「スーパーエルニーニョ」が発生、
しかも通常のエルニーニョと異なって、
ラニーニャ状態から一気にスーパーエルニーニョに
なってしまうという、過去に例を見ないパターンになりました。
つまり、ラニーニャの特徴も引きずったまま、
強いエルニーニョになってしまったことになります。
結果……ご存知のとおり、異常に暑い夏になりました。
東京の猛暑日(最高気温が35℃以上)の日数22日は、
ぶっちぎりで観測史上最高です。
また、関東においては雨が少なくなりました。
他の地方ではけっこう雷雨が多かったのですが
あたかも何かに守られているかのように、
東京周辺には積乱雲が侵入しにくく、8月の降水量が少なくなっています。
猛烈な暑さに加えて降水量が少なかったので、
草木が枯れ始め、生態系への影響も心配されました。
9月頭の台風13号で少し水不足は解消したようですが……。
あまり発達せず、「ギリギリ台風」という勢力で接近した台風13号。
「風台風でなく雨台風」という傾向は概ね正しかったのですが、
蓋を開けてみると、あまりにもえげつなかった台風でした。
以下の動画でまとめましたが、
積乱雲が中心よりはるか北東で発達し、
中心付近ではほとんど雨が降らなかったのも特徴的です。
また、積乱雲からの落雷が極めて激しかったことも。
台風に伴う積乱雲は通常、それほど激しく発雷しませんが、
まるで夏の大雷雨のようにバチバチ落雷を伴っていました。
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このように活発な積乱雲が、日本列島の東端をかすめるように北上したため、
千葉、茨城、福島などで記録的大雨になりました。
個人的には、千葉県南部には『大雨特別警報』を検討しても
よかったくらいだと思います。
台風から離れて積乱雲が発達したこと、落雷の激甚なタイプだったことには、
上空の寒気を巻き込んだことも関係していると考えられます。
純粋な台風(熱帯低気圧)というよりは、
亜熱帯低気圧に近い性質だったのかもしれません。
2023年4月16日~17日にかけて、
大気の状態が非常に不安定になり、
各地で激しい雷雨、
東京都心では9年ぶりに雹(直径8ミリ)を観測しました。
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↓上空約5500mには真冬並みの寒気が流れ込んでいますが、
地表の気温は24.5℃まで上がりました(しかも湿度60%以上)。
↓これが都心で暴れた積乱雲と思われます。
↓いったん弱まっても、積乱雲は発達を繰り返しました。
今回はポツンと出たエコーは、ほぼ確実に真っ赤な積乱雲にまで成長したのが
特徴で、いかに大気の状態が不安定だったかがうかがえます。
なお、真っ赤なエコーに覆われた地域にも雷注意報のみで、
大雨注意報が一切出なかったのも印象的でした。
今回の積乱雲は、落雷や降雹、突風をもたらすものの、
降水量はさほどでもないことを踏まえてのことでしょう。