1995年のクリスマス明け、とてつもない寒波が到来した。
12月史上、最強クラスの寒気と言っても過言ではないだろう。
各地に雷を伴った大雪や暴風雪をもたらし、
三重県四日市で積雪53㎝(史上1位)、滋賀県彦根で36センチを記録。
冬型のときには、
絶対と言っていいほどまとまった雪が降らない関東平野でも、
埼玉県辺りまで雪雲が侵入。
宇都宮では3センチの積雪。
館山、伊豆大島でも雪を観測し、八丈島も雷を伴う雪となった。
東京は快晴でありながら、最高気温5.0℃どまり。
温暖な西日本でも雪が降り、奈良2センチ、津8センチの積雪。
上空約1500メートルで-12℃の寒気が、
関東をすっぽり覆っているのは驚異的。
館野の850hPaの気温は、12月としては史上最低の-12.9℃、
500hPaでも12月史上3位の-39.2℃。