気象予報士2670号(金子大輔)の天気・気象ブログ

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超レアな、南岸低気圧での銚子や静岡の積雪【1996年2月15~18日】

1996年2月18日、南岸の低気圧と前線により、各地で積雪❄。

横浜22センチ、東京14センチ……まで聞くと一般的な大雪に思えるが、
さらに勝浦と館山5センチ、静岡2センチ、銚子2センチという驚きの記録も。
特に、南岸低気圧によって銚子で積雪に至る事例はきわめてレアと言える。
(海からの暖気が入りやすいため)。

以下、1996年2月15日~18日までの各地のアメダスデータです。
勝浦でさえ、最高気温が1℃台というのは驚異的です。

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では、天気図を見ていきます。
2月16日、弱い気圧の谷に入ってきました。
東京では小雨で降り出したものの、すぐミゾレに変わっていく。

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寒気がクレイジーで、850hPaの₋9℃線は関東まで南下しています。
とても南岸低とは思えず、寒波並み。

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2月16日、南海上に前線が発生し、前線上を低気圧が進む。
降水は弱いが、一日中雪が降り続く。雪片は細かい。

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昨日よりは寒気が弱まっているものの、
南関東まで850hPaの₋6℃線に覆われている。

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17日、低気圧が発達してようやく東に抜ける。
降水は関東西部や南岸でやや強まった。

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依然、上空には冬型並みの寒気が居座ったままです。

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東京でも、降水量4.5ミリに対して8センチの積雪に至っているので、
近年にない「質のよい雪」が降ったと言えましょう。

1992年2月1日は荒々しい大雪、
1994年2月12日はおしとやかな大雪、
1996年2月18日は、したたかな大雪、という感じでしょうか。