父島、母島で雨や風が強まっています。
詳しくは動画にまとめましたが、
熱帯低気圧でも寒冷渦でもなさそうで、
温帯低気圧化しつつある亜熱帯低気圧といったところでしょうか。
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父島のエマグラムを見ると、
上空は乾燥しているにもかかわらず、
大気の状態の安定度はよくありません。
父島、母島で雨や風が強まっています。
詳しくは動画にまとめましたが、
熱帯低気圧でも寒冷渦でもなさそうで、
温帯低気圧化しつつある亜熱帯低気圧といったところでしょうか。
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父島のエマグラムを見ると、
上空は乾燥しているにもかかわらず、
大気の状態の安定度はよくありません。
2023年4月1日、夕方以降になって
関東地方で積乱雲が発達してきました。
上空約1500mには、-21℃以下の寒気が流れ込んでいます。
降水域の予想でも、関東付近の降水が計算されています。
偏西風が南に蛇行したところを「気圧の谷」、
北に蛇行したところを「気圧の尾根」と呼びますが、
気圧の谷の前面に入り、雲が発達しやすい状況です。
エマグラムを見ましても、SSIが3.00と
大気の状態がやや不安定であることがわかります。
2023年3月28日、東京は「曇り」の予報でしたが、
朝から意外にしっかりと雨が降りました。
以下動画で解説しましたが、
「雨が降った」という事実を踏まえて、やや主観的に
雨ありきの解説になってしまっています。
事前に「雨が降るのか降らないのか」で考えると、
なかなか難しい例と言えそうです。
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2023年3月23日、千葉県南部などを中心に
激しい雷雨に見舞われました。
千葉県勝浦市で1時間に14mmを観測しています。
動画中でも解説していますが、
上空約1500m付近に、非常に暖かく湿った空気が入って
大気の状態が不安定になったうえ、
南西風と南東風がぶつかっていたためです。
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↓24日、いったん雨は上がったものの、
午後になってふたたび積乱雲が発生してきました。
台風15号が北上し、静岡県で猛烈な雨が降っています。
静岡県牧之原市静岡空港:1時間に110.0mm (観測史上1位の値を更新)
静岡県菊川市菊川牧之原:1時間に99.0mm (9月の1位の値を更新)
静岡県静岡市駿河区静岡:1時間に91.0mm(9月の1位の値を更新)
静岡県浜松市天竜区天竜:1時間に81.5mm(観測史上1位の値を更新)
その他でも広い範囲で、1時間に70mmクラスの雨が観測されています。
上空約1500mで相当温位345K以上の湿った暖かな空気に覆われ、
21時の館野SSIが0.11と、大気の安定度もよくありません。
引き続き、東日本や北日本で
積乱雲が発達しやすい状態が続くので警戒してください。
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2022年6月末には史上最も早い梅雨明けが発表され、
関東地方などを中心に猛暑となりました。
25日群馬県伊勢崎市で40.2℃、
26日東京都心で36.2℃(6月の1位タイ記録)
27日栃木県佐野市で39.8℃など。
東京都心では史上初6月としては
3日連続の猛暑日です(さらに続くかも……)
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上の動画で解説しましたが、
関東地方で特に気温が上がった原因はフェーン現象です。
西~南西の風が卓越すると
関東平野では山から風が吹き降りる格好になるのです。
こうなると猛暑でも雷雲の発生はあまりありません。
27日以降はフェーン現象は弱まり、
関東の風向も南東に変わってきました。
このため27日は広い範囲で雷雨がありました。