7日の衛星画像です。
目がパッチリして発達しようとする姿勢が見えると同時に、
乾いた空気も巻き込まれて(スパイラル状に雲が薄くなってるところ)、
発達が抑えられてきています。
※当初、950hPaくらいまで発達する予想でしたが、
結果的に970hPaまでしか発達しませんでした。
8日になると、さらに台風が近づいてきました。
台風本体の雲はコンパクトにまとまっています。
このため、猛烈な暴風雨の範囲は狭いものの、
台風が近づくと急に雨風が激しくなることも意味します。
8日夜にはここまで来ました。
台風の西半分で、雲が薄くなってきてはいるが……。
東京都心付近には、台風の外側の低い雲がかかり続け、
ひねもす、霧雨のような細かい雨が降り続きました。
8日夜、関東の南で速度が遅くなり転向しようとしています。
台風の雲がコンパクトなので、
どのコースを取るか、かなり重要です。
東寄りのコースを取れば、影響は小さくて済むが、
西寄りのコースを取れば、1993年の台風11号のようになってしまう可能性も。
(1993年11号:
東京で総雨量294ミリ、最大1時間雨量65ミリ、最大瞬間風速26.9メートル)