中学二年の理科Ⅱで学習するように、
空気が上昇すると冷やされ、やがて雲ができます。
上昇する原因は、低気圧、前線、熱、風のぶつかり合いなど、
さまざまなものがありますが、
とにかく「上昇気流=雲ができる」が基本です。
上昇気流にも、秒速1センチに満たないものから、
秒速30メートルを超える爆風まであります。
上昇気流が強いほど、雲は厚く(高く)まで発達し、
やがて雲粒が大きくなると、雨や雪となって落ちてきます。
下の絵のように、「上昇」にも実にいろいろなパターンがあるために、
非常に個性豊かな雲ができるのです。
たとえばエスカレーターのように緩やかに上昇すれば、
スーッと薄く広がるような雲ができ、
ロケットのようにドカンと上昇すれば、積乱雲などができます。