気象予報士2670号(金子大輔)の天気・気象ブログ

お天気・気象ネタを書いていくブログです♪。気象好きな方、空や雲が好きな方、よろしくおねがいします。

いろいろな雲のでき方

中学二年の理科Ⅱで学習するように、

空気が上昇すると冷やされ、やがて雲ができます。

 

上昇する原因は、低気圧、前線、熱、風のぶつかり合いなど、

さまざまなものがありますが、

とにかく「上昇気流=雲ができる」が基本です。

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上昇気流にも、秒速1センチに満たないものから、

秒速30メートルを超える爆風まであります。

上昇気流が強いほど、雲は厚く(高く)まで発達し、

やがて雲粒が大きくなると、雨や雪となって落ちてきます。

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下の絵のように、「上昇」にも実にいろいろなパターンがあるために、

非常に個性豊かな雲ができるのです。

たとえばエスカレーターのように緩やかに上昇すれば、

スーッと薄く広がるような雲ができ、

ロケットのようにドカンと上昇すれば、積乱雲などができます。

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